日曜日, 9月 02, 2018

軽トラにクレーン

田舎に住んでいると色々あって、ちょっと重量物の積み卸しが必要になった。
そこで、ネットで安く入る軽トラ用のクレーンを付けて見ることにした。

手動だけれど、こんなのが送料込みで15,800円程で買える。
手元には以前買った電動ウィンチなんかもあるので、ゆくゆくはウィンチをこれに乗せ替えても良いと思い購入しました。

yahooオークションでお盆前に発注したところ、お盆になる前に着きました。 こういう対応の早いのは好きだねぇ。
結構な重さになるけれど、佐川のお姉ちゃんが玄関先まで運んでくれました。

 で、取り付けるのはホンダ ActyトラックHA7(HA6の四駆版)で、事前調査では通常の取り付け方では荷台前部には付けられないような・・
確かに付けようと思う左前部は、荷台端部から約200mmぐらいの所までR形状の補強があるし、左右に渡っては補強のリブがある。

クレーンのベースの長手方向を左右に設置しようとおもうので、このままではちょっと難しい。

ちょうど排水用のドレンプラグがあるので、この穴を使うのを基準として取り付けようと思います。

取りあえず、荷台に直付けでクレーンベースを取り付けるのは諦め、補強の為のベースを作りました。
荷台左右と前後のL形に50角2.3tの角パイプで製作。 本当は3.2tぐらいの肉厚が欲しいのですが、ホームセンターには無く鋼材屋に行かないとだめなので2.3にしました。

昔は鋼材屋で寸法切りをしてくれたのですが、最近ではしてくれないので5m、6mの定尺ものを軽トラで運ぶのは辛いですからねぇ。
粗方の切断はホームセンターで行って、軽トラで運搬
図面通りの枠を作り、現物合わせでボルト穴の位置決め




出来上がったものをドレンプラグ穴を基準に位置確認。
クレーンのベースに合わせて穴を開けたけれど、結局荷台には補強リブがあるので、横方向に四つ穴の付属アングルはそのままでは使えず、建て方向に分割して裏補強をして取り付けました。

それでも前面内側はリブに重なってしまい、前部は諦め後部は何とかボルト締め、前部は一穴ずらして取付です。

取りあえず、形になりました。
フレームと荷台前部に空間が出来たので、同じ50角パイプを300mm程溶接で取り付け、アウトリガ用のフレームとしました。


アウトリガーは50角パイプに入る40角パイプと、足場用の短管パイプを使用。 アウトリガを出して荷物を積むと当然荷台のレベルが下がるので、単にL形のアウトリガでは取り外す事が出来ないため、足場用のジャッキベースを使って、レベルダウン出来るようにしました。
この際、ジャッキベースのボルト径と短管パイプの内径に差がありすぎるため、ジョイントを利用。
また、単にジャッキベースを差し込んでいるだけだと、取外し時に抜けてしまうので抜け防止のためワイヤーで抜け落ちない長さに固定しました。



あと、ブームが付く回転部を支柱に差し込むのですが、当然グリスを塗りますが一番荷重を受ける頭部がスグにグリス切れになり、回転させる際に重くなってしまいそうなので、色々思案した結果、テフロンシートを挟む事にしましたがなかなか中々高い!!
なので、フランジ用ガスケットを流用することに。
これだと、中に穴があるのでグリスポットとなり良いかも!

で、出来上がり。 後は荷重テストを行うのみです。


最後に雨避けの簡易カバーを付けておしまい。

1 件のコメント:

ロートレー さんのコメント...

軽トラ・クレーンの搭載方法を探しまわっていました。
素晴らしい出来栄えです!
設計、デザイン、施工技術 パーフェクト!
詳細な写真入り解説に感謝します。
                  ロートレー拝